更新日:2020年9月8日 投稿日:2019年12月26日
マネーフォワードクラウド会計の初期設定がうまくできない
マネーフォワードクラウド会計を使えば、銀行口座との連携や自動仕訳などの便利な機能を使って経理処理が圧倒的に楽になります。
でも、これはきっちりとマネーフォワードクラウド会計の初期設定ができていることが前提となります。
私たちは、多くのマネーフォワードクラウド会計のユーザー様に使い方の相談を受けてきましたが、よくあるマネーフォワードクラウド会計の不満として
- 前の会計ソフトからのデータの移行がうまくできない
- 銀行口座と連携した後の使い方がわからない
- 自動仕訳が使えない
などという話を聞きます。
これらの話は、基本的にマネーフォワードクラウド会計の初期設定で失敗しているケースがほとんどです。
マネーフォワードクラウド会計の性能を100%引き出すためには、経理の経験とノウハウが必要になるのですが、ここをあまり意識せずに使い始めたことによって、うまくMFクラウド会計を使いこなせていないことが多いです。
マネーフォワードクラウド会計を導入したけど、思ったように便利にならないという方は、もう一度初期設定を見直してみることをおすすめします。
経理のやり方をなかなか変えられない
事務担当者がいらっしゃる場合、経理や給与計算などのバックオフィス業務はどうしても「その人にしかできない」という属人的な状況になりがちです。
そうなると、どうしてもその人にしかわからないことがどんどん増えていきます。
また、事務担当者も人間です。長くなればなるほど今までの仕事のやり方をできれば変えたくないという思いが強くなります。
そのような中で、社長の一存でMFクラウド会計を導入してもうまくいきません。
マネーフォワードクラウド会計は、金融機関の口座や他のクラウドサービスと連携して、業務を効率的に行えるように設計されていますので、これまでの経理のやり方を変えていかないとうまく機能しません。
それどころか、これまでの会計ソフトと同じような使い方をすると、かえって非効率になることもあるのです。
事務担当者がマネーフォワードクラウド会計のことをいいように言わない・・・ということであれば、バックオフィス業務全体の見直しが必要なのかもしれません。
一時的に手間と時間はかかりますが、その後のMFクラウド会計による生産性向上の効果を考えると、手間と時間という投資は十分に回収できますから。
ERPの発想に慣れていない
ERPとは、「Enterprise Resource Planning」の略です。
大企業では、2000年代に入って普及が進んでいる販売や生産・会計などのシステムが統合された業務システムのことです。
例えば、大企業では受注データから請求書が発行されたり、給与計算が完了したらそのデータが会計ソフトへ流れて、自動で仕訳が生成されたりします。
今まではこのようなシステムを構築しようとするとものすごいソフト構築料がかかり、運用保守も相当な金額にのぼりました。
大企業においては、多額の資金を投入してERPシステムの開発を進めていたのですが、スモールビジネスや中小企業ではなかなか手の届かない存在でした。
それが、マネーフォワードクラウド会計をはじめとするスモールビジネスや中小企業でも導入可能な安価でシンプルなクラウドシステムが登場してからは、状況が変わっています。
これまでは会計ソフトは会計ソフト単独で購入して使用、請求書発行はまた別のソフトを使用、給与計算ソフトはまた別のソフトを、、、といったようにそれぞれの業務ごとに別々に購入していました。
それが、マネーフォワードクラウド会計とマネーフォワードクラウド請求書とマネーフォワードクラウド給与を使えば、スモールビジネス版のERPシステムを簡単にお金をかけずに構築することができるのです。
マネーフォワードクラウド会計のやり方を教えてくれる人がいない
マネーフォワードクラウド会計を無料登録してみたはいいけれど、具体的にどうすればいいのかわからない、正解がどうなのかわからない、効率化できているのかわからない、という方がたくさんいらっしゃいます。
社内でなんとかして使おうとマネーフォワードクラウド会計をいじってみたけど、結局よくわからないので放置しているという悲しい現実・・・。
中小企業にとって、そういった時に最も頼りになるのが顧問税理士です。
まずはマネーフォワードクラウド会計の使い方を顧問税理士に確認してみましょう。
マネーフォワードクラウド会計、なにそれ?という反応の税理士では・・・ですが、おそらく相談に乗ってもらえることと思います。